インフォニックにしか提供できないサービスを作り上げるために
基盤ソリューション事業部・中川健部長インタビュー

インフォニック株式会社は、情報管理が分散型になるWEB3.0の時代を見据え、クラウドプラットフォームを最大限活用し、顧客をサポートするパートナー企業になっていくことを目指しています。現在、会社の「変わり目」に寄り添い、共に創り上げてくれる人材を積極採用中。今回はインフォニックが注力しているサービスや、今後の展望、期待する人材について、執行役員兼基盤ソリューション事業部部長の中川健さんにお話しを伺いました。

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基盤ソリューション事業部部長
中川健

基盤ソリューション事業部

AWSをきっかけに複数のクラウドサービスを扱う、時代に合ったベンダーへ

――ご自身の経歴と、携わっている仕事の内容を教えてください。

私は長年、インフラ系エンジニアをやってきました。お客様先に常駐し、WANの構築や運用といった仕事を11年ほど経験した後は、管理業務を中心に幅広い業務に携わっています。いま私が統括している基盤ソリューション事業部は、主にインフラを取扱っている部署で、お客様のインフラ構築のほか、新規サービスを作る事業も推進しています。BCP対策や、バックアップをどう取るか、システム障害が起こりにくい構成にするなど、主機能ではない部分の提案も行います。業界では「非機能要件」と呼びますが、潜在リスクなども含めて検討を行うコンサルティングですね。

――「新しいサービス」とおっしゃいましたが、具体的にはどのようなサービスでしょうか?

現在、注力しているのは、AWS(Amazon Web Services)事業です。AWSは、アマゾン・ドットコムが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。Microsoft Azure、GGP(Google Cloud Platform)、AWSが三大クラウドと呼ばれていますが、AWSはその中でも世界シェア約3割を誇っています。基本的にはAWSの導入支援を行っています。AWSは、IaaS、PaaS、SaaSなどさまざまなサービスを複合的に提供していて、その数は200種類を超えます。どのサービスを組み合わせればそのシステムにとって最適かをご提案していくのが私たちの仕事です。

――お客様の課題をヒアリングしながら要件定義を進めていくと思いますが、最近は、どのような相談がお客様から多く寄せられますか?

POC(Proof of Concept:概念実証)という考え方が広がってきたことも実感しますね。実際のシステムを入れてみて検証するといったやり方は、クラウドとかなり相性がいいんです。「試しに動かしてみて、確認した上で本番の導入に踏み切りましょう」といった提案をすることもありますし、受注してからそのようなスタイルで進めるケースもあります。

――先ほど、AWSは世界トップシェアを誇るサービスと伺いました。今後のニーズについてはどのように考えていらっしゃいますか?

ニーズがあることはもちろんですが、最終的には、その時代に求められるクラウドベンダーになることを目指しています。ただ、そこに達するまでには、何かエッジを立てないといけない。一番のシェアを持つAWSのノウハウを持っておけば、ほかのクラウドにも対応できるので、先のことを見据えながらいまはAWSに注力しているということです。

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インフォニックにしか提供できないサービスを作り上げていく仲間が欲しい

――クラウドベンダーになっていくまでの流れをどのように見据えていらっしゃいますでしょうか?

AWS導入支援のプロフェッショナルとして、対外的な認知を拡大していくことが目下の課題です。AWSには「パートナー制度」が敷かれていて、パートナーとしてのランクを上げていくことで、AWS側から引き合いがくるといったことにもつながっていくので、まずはパートナーとしての実力を伸ばし、実績を積んでいくことが大事だと考えています。その上で、ネットワーク周りやセキュリティーなど蓄積してきたスキルを活かし、オリジナルのSaaSやPaaSを作っていきたいですね。インフラのメンバーも開発のメンバーも社内にいるので、オールインワンで対応できる強みを活かし、インフォニックにしか提供できないサービスを作り上げていくことが理想です。

――そのような理想を実現するために、今回の採用ではどのような人材を期待していますか?

これから新しいサービスを確立していく段階なので、実は決まっていないことが多いです。その分、自由度は高いので、誰かに道筋をつけてもらうのではなく、自分で道を築いていくことに楽しみを感じる人材を期待しますね。チャレンジすることが好きな人や、新しいことに興味を持って取り組める人が弊社にマッチするのかなと思います。プロジェクトマネージャーを目指している方や、いずれプロジェクトを自分で回していきたいという想いの強い方は大歓迎です。実際に、入社から3年ほどでリーダーに昇格した社員もいます。弊社は年功序列ではないので、向上心が強く結果が伴えば、広く仕事を任せてもらえます。

――採用面接では、経歴や技術以外にどのような点に注目しますか?

2つあり、1つは力を入れて取り組んだ経験の有無です。もう1つは、オタク的な素質があるかどうか。基本的に好きなことを仕事にすることでやりがいを感じられるケースが多いので、子どものときに機械を触ったり、パソコンを自分で作ったりした経験はないかといったことを聞くようにしています。

――基盤ソリューション事業部にはどのようなメンバーが所属しているのでしょうか?

常駐メンバーが多く、AWSチームはまだ少人数で回しています。ただ、この4月から体制を強化して人数が増えるので、ここからが本格スタートかなと思っています。先にお話しした通り、さまざまなクラウドサービスを扱うクラウドベンダーになっていくという展望があるので、最新のトレンドに合う技術を幅広く学べる環境を望んでいる方に、ぜひチャレンジしていただきたいですね。

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