個性豊かな社員と共に、変化し成長しつづけるIT企業
インフォニック株式会社
インフォニックには、代表取締役の菊地を筆頭に、未経験でIT業界に飛び込んだ社員が多く在籍しています。さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まるインフォニックならではの強みや魅力を掘り下げるべく、菊地と4人の社員にインタビューしました。
「僕はIT業界出身ではないので、技術のことは本当にわからないんです。IT企業の社長としては、すごく稀じゃないかと思います」
そう笑って話すのは、代表取締役の菊地宏です。菊地の前職は銀行マン。15年間務めたメガバンクを退職してIT業界に転身し、2005年にインフォニックを立ち上げました。

「自分自身には技術がないので、人に任せるしかない。本当に信頼できる人たちに権限委譲して事業判断を任せてきたからこそ、会社がここまで成長できたと思っています。優秀なエンジニア出身の経営者にありがちなのは、自分でやりたくなっちゃうこと。一番優秀な自分が手を動かしたほうが早くて正確で最高に良いシステムができるから。でも、それでは会社の成長にはつながらないんです」
IT業界の仕事は、一次請け、二次請け、三次請け……と階層構造になっているのが一般的。インフォニックも、設立当初は二次請けや三次請けの仕事が多かったと言います。しかし、徐々に上流へと事業を広げていき、現在ではユーザー企業との直接取引が大半に。調査、提案から導入、必要な場合は保守まで、オールインワンで行えるのが大きな強みとなっています。

「階層構造によって仕事が細分化されていくと、お客さまの顔が全く見えなくなってしまう。二次請け、三次請けの設立当時はエンジニアも辛かったと思います。お客さまの声をダイレクトに聞きたいという思いを常にみんなが持っていたので、どんどん上流へと仕事を広げていきました」
インフラ構築とシステム開発の両方を担えるのも、インフォニックならではの強みだと菊地はつづけます。
「インフラと開発のどちらかのみを担っているシステム会社はたくさんありますが、両方できる会社は少ないので、非常に大きな強みではないかと思います。また近年は、クラウドプラットフォームを最大限に活用し、顧客が自走できるDXを推進するパートナー企業としてサポートしているのも当社ならではの特徴ですね」
ここからは、インフラ構築とシステム開発の両事業の事業部長に話を伺っていきます。1人目は、セールスフォース事業部の部長を務める望月秀昭です。

セールスフォース事業部では、クラウド型のビジネスアプリケーション・Salesforceの導入支援や、Salesforceを活用したシステム開発を行っています。約90名が在籍するこの事業部を部長として取りまとめている望月ですが、入社した当時は全くの未経験だったと語ります。
「小中高とITには触れずに育ってきて、大学も文系でした。卒業後、レンタルビデオ店の店長や宝飾品販売の仕事を経て、IT業務は完全未経験でインフォニックに入社しました。当時はITバブルと言われる時代で、これからさらに成長していくIT業界で仕事がしたいと、未経験でも働ける会社を探してインフォニックに出会いました」
異色の経歴を持つ望月の面接をした時のことを、今でもよく覚えているという菊地は、「今も未経験者が多い会社ですが、当時はほとんどの人が未経験でした。望月の他にも、元DJや縫いぐるみ訪問販売などいろんな経歴の人が集まってきましたね」と笑います。

望月も「菊地さんは当時も今も、スキルがあるかどうかよりも人間性を重視して採用していますよね。だからこそ、時代と共に事業の形が変化したとしても、一緒にやっていきたいと思えるような人たちが集まっていると感じます」と言葉を継ぎます。
今年入社17年目を迎える望月。セールスフォース事業部の部長だけでなく、2021年に開設した舞鶴支社の支社長も兼任しています。インフォニックは2021年に、舞鶴市、セールスフォース・ドットコム、近畿職業能力開発大学校京都校と連携協定を結び、IT人材の育成・雇用を通じて地域創生に取り組んでいます。
「舞鶴支社でもさっそくUターンやIターンの方を雇用しています。インフォニックはフルリモート勤務も導入しているので、舞鶴にいながら東京や大阪の案件も担当してくれています。当社の事業を通じて地方創生の取り組みに貢献していけるという手ごたえを感じていますね」
つづいて、インフラ構築の部門を担う中川健に話を伺います。中川も望月と同様に、IT業務は、全くの未経験でインフォニックに入社。入社15年目を迎える現在は、執行役員と基盤ソリューション事業部の部長を務めています。

「大学を中退してフリーターをしていた頃、インフォニックに出会いました。当時、企業内で職業訓練をして、企業と応募者がマッチすれば入社するという制度があり、2ヶ月ほどインフォニックで職業訓練を受けて、サーバーの組み方やセッティングの方法などを学んでから入社しました。もともとパソコンが好きで、自分で組み立てることもあったので、趣味の延長のような感覚で業務に自然に入っていけましたね。当時は飲み会も多くて、職場の雰囲気も自分に合っているなと感じました」
基盤ソリューション事業部では、SES(システム・エンジニアリング・サービス)という業務委託の仕事がメイン。顧客の企業に常駐し、インフラの開発・保守・運用を行います。
「インフラ事業の顧客は通信系の大企業が中心。僕自身も通信系の企業に11年常駐して、エンジニアとして金融機関のネットワークに関わる仕事を担当していました。水や電気と同じで、ITインフラは普段は障害なく使えて当たり前の世界で、止まってしまうと大問題になります。安全性や安定性がとても求められる仕事ですね」

中川は現在、基盤ソリューション事業部の部長として、こうした常駐事業を取りまとめながら、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の新規事業の推進にも取り組んでいます。
「AWSは以前から活用していましたが、今後さらに注力していくために、2022年4月から専属のチームを立ち上げました。これまではインフラと開発が部署として分かれていましたが、クラウドサービスによって仕事の垣根がなくなりつつあるので、社内でもインフラと開発を横断するチーム作りをすることで、より事業を強化していきたいと考えています」
ここからは、若手社員の2人の声も聞いていきます。まずお話を伺うのは、セールスフォース事業部のリーダーを務める、入社6年目の桑山佳也。以前は金属加工などを行う製造業で働いていましたが、30歳の時に未経験のIT業界に飛び込みました。

「前職でマネジメントを行う立場になってきた頃、製造業の現場でもAIやIoTといった言葉が飛び交うようになり、ITの知識がないとこれからの社会では通用しないと感じはじめました。もともと大学は情報系の学部だったこともあり、30歳の節目にIT業界への転職を決意しました」
IT業界の中でインフォニックを選んだ理由は、地元である京都の企業で働きたかったことや、未経験でもウェルカムだったことなどいくつかある中で、一番の決め手となったのは面接の時の印象だったと言います。
「面接官が『今、会社を成長させているメンバーはIT未経験者が多く、変わった経歴を持つ人が多い個性的な集団だよ』と話してくれたのが、とても印象的でした。社員の成長や一人ひとりの個性を大切にする会社だと感じて、自分も個性を活かしながら会社に貢献していきたいと思いました」

入社後は、未経験者向けの研修を経て、Salesforceの導入支援を行うチームの一員に。現在はチームをまとめるプロジェクトマネージャーとしても活躍しています。
「WordやExcelといった管理手法からクラウドシステムに移行し、顧客管理・営業支援・マーケティング・経営分析などを一元管理して見える化するなど、より効率的かつ効果的なDX実現のための構築を行っています。以前は大手企業の情報システム部の担当者など、ITリテラシーの高い人とのやり取りが中心でしたが、最近では『ITはよくわからない』という中小企業の方の相談が増えているので、僕たちがお客さまに寄り添って導いていくような、ITコンサルに近い形が求められていますね」
こうしたニーズの変化によって、顧客とのコミュニケーションがより重要になっていると桑山は話します。
「お客さまとのコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことがプロジェクトの成功につながるので、それがプロジェクトマネジメントの一番のミッションだと思いますね。マネージャーだけでなくチームのメンバー全員が、お客さまとの関係構築をしっかりと意識する必要があると感じています」
つづいて、桑山さんと同じチームで働いている、入社3年目の宋高恩にも話を伺います。宋はフリーランスの通訳・翻訳者、ホテル勤務を経て、2019年にインフォニックに入社しました。

「IT業界の成長性や発展性を考えて、未経験だけどチャレンジしてみたいと思いました。インフォニックに応募したのは、会社のミッションとして『意欲のある人材にチャレンジする機会とステージを提供し、社員の成長に最大限の投資を行う』という言葉が書かれていて、社員を大切にする会社だと感じたからです」
入社の決め手となったのは、桑山と同じく面接の印象だったと言います。
「面接の時に会社の温かい雰囲気を肌で感じました。面接官の方々が『あなたはどういう人なの?』と本当に中身を知ろうとしてくれているのが伝わってきて、私の可能性を見つけてくれる会社だと思いました」
入社後は、Salesforceの導入支援を行う桑山のチームの一員に。実は働きはじめたばかりの頃は、未経験の仕事に戸惑い、辞めたいと思うほど悩んでいた時期もあったと明かします。
「初めは指示をもらっても内容が理解できず、何を質問したら良いかさえもわからなくて、毎日泣いていました(笑)。もうダメだと思って桑山や他のメンバーに相談したら、まず質問の仕方から教えてくれて。本当に一から育ててもらいました」

「同期で入社したメンバーが優秀な人が多かったから、劣等感もあってしんどかったんだよね」と桑山が当時を振り返ると、「負けず嫌いな性格で、今までは人に負けた経験があまりなかったので、インフォニックに入社して初めて挫折を味わって人生を学習しました」と笑う宋。2人の会話からチームの和やかな雰囲気や信頼関係が伝わってきます。
エンジニアとして経験を積んできた宋は、現在は徐々にプロジェクトマネージャーとしての役割も担いはじめています。さらに、新人教育の講義を担当するなど活躍の場を広げています。
「周りの皆さんが支えてくださったおかげでここまで来られました。今でも新しい仕事で壁にぶつかることもありますが、これも自分の成長のための壁だと前向きな気持ちでチャレンジしています」
京都勤務として入社した宋ですが、約1年後に結婚して千葉に引っ越すことに。インフォニックではコロナ禍をきっかけにフルリモート勤務を導入していたため、宋はポジションもチームもそのままで仕事を継続することができたと言います。
「私、千葉に引っ越すんですけど、お仕事どうしましょうって相談したら、今のチームのままつづけられると言ってもらえて。辞めなくていいんだとほっとしました」(宋)
「一昔前だったら、結婚して住む場所が離れてしまったら辞めざるを得なかったかもしれないけど、今はリモートで仕事ができるので、女性の働きやすさにもつながっていますね」(菊地)

ちなみにインフォニックでは、社員の男女比率はほぼ半々。最近の新卒採用では、女性のほうが多くなることもよくあるそうです。一方で、日本のIT業界における女性技術者の割合は、15%以下だと言われています。なぜインフォニックでは女性がたくさん活躍しているのでしょうか。
「女性の比率を多くしようとか、特に意識しているわけではないんです。僕たちの採用の基準において、優秀な人にたまたま女性が多いということでしょうね。男だから女だからという視点では見ていないですし、国籍も特に問わないので外国籍の社員も多いです」(菊地)
未経験者も積極的に採用しているため、スキルの有無も特に重視していないと語る菊地。では応募者のどんなところから資質を見出しているのでしょうか。
「持っている技術ではなく、その人の人間性や考え方に焦点を当てた面接をしていますね。人としての芯の部分が見たいので、例えば子どもの頃に何が好きだったか、なぜ好きだったのかなど、背景も含めて詳しくお話を聞いています。その人の本質的な部分と行動が一貫しているか、どんな倫理観を持っているのか、そういったことを探る中で、僕たちと共鳴するものがあれば一緒に働きたいと思いますね」

インフォニックでは、「最初からクライマックス選考」と称して、一次面接からいきなり社長面接を行います。「今は泥だらけでも、磨けば美しく輝く可能性のあるダイヤモンドの原石を間違って見逃すことなく、直接この目で見つけ出したい」という菊地の思いから生まれた独自の選考スタイルです。
「結局僕たちは、掘らないと、本当の価値や素敵な部分が出てこない人が好きなんですよ(笑)。自己紹介を名前だけで終えてしまうような人もいるんですけど、それでダメだって決めつけるのはもったいない。実はすごいものを持っているかもしれないと、活躍できる資質を見つけ出そう、見つけ出そうとして掘り下げていきます」
二次面接以降も、決まったフローで進めるのではなく、その人の良さを見つけられそうな人を面接官に選ぶなど、応募者に合わせて柔軟に対応しているそうです。インフォニックがいかに人を大切にし、採用に力を注いでいるかが、選考の過程からも伝わってきます。

面接を担当している望月と中川にも選考の基準を尋ねてみました。
「その人が頑張った経験や挫折した経験について、どんなふうに取り組んだか、そこから何を得たのか、詳しく聞くようにしていますね。仕事って思い通りにいかないことがたくさんあるので、そんな時でも頑張れる人かどうかを見たいと思っています」(望月)
「僕も似ているんですけど、よく見ているポイントは、その人が、心の中に自分が自信を持っているものがあるかどうか。自信があるからこそ負けず嫌いになると思うし、そういう気持ちを持っていれば、仕事も頑張れるはずなので」(中川)
桑山と宋にも、どんな人と一緒に働きたいか尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「技術革新が繰り返されていく業界なので、そこに対して常にキャッチアップして、自分が成長することに喜びを感じられる人と働きたいですね」(桑山)
「共に成長していける人。私も先輩たちから知識や技術をたくさん分けてもらって成長できたので、私も後輩に同じように分け与えていきたいし、後輩にもそうなってほしいと思っています。そうやって一緒に成長していける人と働きたいですね」(宋)

4人の言葉を、「すごく良いこと言うなぁ」と楽しそうに聞いていた菊地。最後にインフォニックの採用に関心を持っている皆さんへのメッセージをいただきました。
「見ての通り、ちょっと変わったIT企業で、時代に先駆けてどんどん変化していく会社なので、変化を楽しめる人に仲間に加わってもらえたらうれしいですね。会社だけでなく業界としても今は変革期のさなかにあるので、これから共に成長していくという気持ちで、未経験でも気負わずにぜひチャレンジしてください」